50代になり、仕事もがんばってきたけれど、これからは自分の時間も楽しみたい！恋愛だって楽しみたい！そう思っている人も多いですよね？
シングルマザーやシングルファザーの方も子供が手のかからない年齢になってきているのでは？
でも、アラフィフの年代になると、子供の手は離れたけれど、今度は自分の親の介護が必要になったという人も少なくありません。
そんな50代って既婚でも未婚でも家族のことや、パートナーの大切さ、将来を
再認識する時期でもありますよね。
しかし、介護と恋愛、プライベートの両立は、そう簡単ではありません。
仕事と介護だけでも大変なのに、そこに恋愛まで加わるとなると、
時間配分や精神的負担もどうしても増えてしまいます。
恋愛と両立って不可能なのでしょうか？
今回は恋愛と介護についてご紹介していきましょう。
介護と恋愛の両立が難しい理由
先ほどご紹介したように、介護と恋愛の両立は簡単ではありません。
時間の使い方や精神的な負担、金銭の問題など、その理由はさまざまです。
まずは、介護と恋愛の両立が難しいと言われる主な理由を3つご紹介していきましょう。
時間と体力が削られる
まず1つ目の理由は、「時間と体力が削られる」ということです。
一口に介護といっても、買い物や家事など身の回りの一部にサポートが必要な方から、寝たきりや意思疎通が困難ですべてに介助が必要な方まで程度はさまざま。
特に在宅介護の場合、介護度合いが高くなるほど肉体的な負担と時間の拘束が増えます。ベッドや車いすへの移動、入浴の手伝いなどはまさに体力勝負！自分自身も50代になり体力低下を感じる中での力仕事はかなり大変です。他にも食事や着替え、トイレなど細々とした介助が都度必要で睡眠不足になってしまうことも少なくありません。
こうした状況の中で自分自身のプライベートや、恋愛関係に割く時間がどんどん少なくなっていきます。日々の介護で体力も削られているので、少しでも時間があれば「休みたい」「眠りたい」と感じてしまうでしょう。恋愛のことを考える余裕がなくなってしまうのも仕方ありません。
恋人がいる場合は、なかなか二人の時間を確保しにくいですし、親の介護を忘れてデートを楽しむ！というのも難しい話です。
さらに、「恋人を探したい」「婚活したい」といった段階でも時間は必要になるため、なかなか恋愛をスタートさせづらい環境になってしまうのです。
ストレスが溜まり精神的な余裕がない
2つ目の理由は、「ストレスが溜まってしまい精神的な余裕が持てない」ということです。
「親の介護は最後まで自分がしなければ！」と強い責任感を持たれている方も多いと思いますが、現実的には介護すればするほど精神的な疲労が蓄積していきます。
一方で、仕事でもストレスはかかりますよね。特に介護との両立になると、急な遅刻や早退、欠勤などせざるを得ない時もあります。上司や同僚の理解があったとしても、後ろめたかったり気遣ったりと今までとは違ったストレスが溜まります。
介護と会社で精神的に疲れきってしまっては、恋愛を楽しもうという気力が持てないのも無理はありません。
相手に負担をかけてしまう
3つ目の理由は、「相手に負担をかけてしまう」ということです。
婚活や恋活で今から出会いを見つける場合も、すでに恋人がいる場合も、介護と恋愛を両立させるようとするとどうしても相手に負担をかけてしまいます。
介護には急な体調の変化など予測不能のことが起きます。デートの予定をキャンセルしたり時間を変更したり……介護の都合で相手を振り回すこともしばしば。「せっかく久々のデートだったのに……。残念だけど仕方ないね」なんて気持ちにさせてしまうでしょう。
婚活や恋活では、介護中と公表してしまうとそもそも出会いが見つかりません。相手からしてみれば「この人と結婚したら自分も介護の負担を強いられるのでは？」と思ってしまうでしょうから、仕方がない話ですよね。
また、仮に介護に理解がある相手と出会えたとしても、相手の負担を考えると結婚まで踏み切れなかったりします。
介護の程度によっては難しいことも
プライベートと介護の両立は、介護の程度によってはどうしても難しい場合もあります。例えば前述の「意思疎通が困難」な場合。認知症などで一時も目が離せない状況になってしまうと「新しい恋を始めてプライベートを充実させよう」としてもすべてにおいて余裕がありませんよね。
そんなときは、恋愛までいかなくても気軽に話せる異性の友達を探してみるというのも一つの手。同年代なら同じような立場に置かれている異性も多いでしょうから、時には励まし合ったり、趣味など他愛のない雑談をするだけでも心にハリが出てくるはずです。チャットやメッセージ交換なら時間に縛られないので、介護の合間にやりとりができますよね。
40代50代が多いシンシアリーユアーズなら、恋愛はもちろん、気軽に話せる友達がほしいという人にもピッタリです
ぜひ活用してみては？
恋愛だって諦めたくない
これまでは、介護と恋愛の両立の難しさをご紹介していきましたが介護と恋愛の両立は本当に無理なのでしょうか？
決して簡単なものではありませんが、工夫をすることで両立は可能なことも。
介護と恋愛を両立させる方法をご紹介していきましょう。
コミュニケーションは積極的に
介護と恋愛を両立させるには、何よりも相手としっかり話すことが大切。
お互いの気持ちや状況を理解し合うために、率直なコミュニケーションが必要不可欠です。
介護は自分にとっても恋人にとっても負担はかかるもの。
そう思って隠していたりすると、のちのちもっと大変な状況にもなりかねません。
言いにくい内容ではありますが、相手には正直に話してみるのをおすすめします。
介護の負担やストレス、自分の感情やこうしてほしいという要望なども、事前に話し合うことで、意外な解決の糸口がみつかることだってあるんです。
それに、相手が介護未経験の場合は、介護の大変さやどういうところに困っているかを理解するのは難しいもの。正直に話し合って情報を共有することでお互いに相手の気持ちを理解しあえる関係になれるかもしれませんよ。
ただし、自分の要望だけを伝えていてはいけません。
あなたにはあなたの都合があるように、相手にも相手の事情があります。
確かに介護は大変ではありますが、すべてを自分に合わせてもらっていては相手の負担はどんどん大きくなってしまいます。
コミュニケーションは一方通行ではなく、双方向で話し合うことが一番大切です。そうすることで、何か困ったことが起きても、二人で助け合い絆を深めることができるでしょう。
介護サービスを利用する
親の介護は子供の義務であり、民法877条にも定められています。とはいえ、自分や家族だけで介護をするのはあまりにも負担が大きすぎますよね。無理をして倒れてしまっては元も子もありません。
あなたのプライベートを充実させるためにも、介護サービスを上手く活用してみましょう。親が要支援・要介護認定を受けているなら介護保険が適用される「介護サービス」が受けられます。例えばデイサービスを利用すれば日中、ショートステイなら数日間施設に預けられるので、ゆっくりデートすることができますね。
訪問介護なら、ホームヘルパーさんが訪問して入浴や食事、トイレなどの介助をサポートしてくれます。
部分的にでも介護サービスが利用できれば精神的＆肉体的な負担がかなり減るので、婚活や恋活を始めたり、恋愛を楽しむ気持ちにもなれそうですよね！
どこに頼めばいいのかわからない、金銭的な不安があるなど、何か困ったことがあれば、地域によって、支援センターや相談窓口があります。
まずは、各自治体に相談してみるといいでしょう。
直接の相談以外にも電話やメールで対応してくれる場合もありますので、
お住まいの地域で探してみてはいかがでしょうか。
自分をいたわること
介護と恋愛を両立させるには、まず自分を大切にすることが重要です。
仕事や恋愛に介護。とても自分の時間なんて・・・と思っていませんか？
介護や仕事にいっぱいいっぱいになると、自分のことを後回しにしてしまいがち。自分を犠牲にして頑張ってしまう人もたくさんいるのです。
そして、自分に疲れやストレスが溜まっていることに気づかない人もいるんです。介護うつになってしまう人だっています。
何をするにも自分の体が資本です。
きちんと食事や休息をとり、自分が好きなことをする時間を確保すること。
癒しの時間をとることが何よりも介護と恋愛を両立するには必要なのです。
自分を大切にできないと家族や恋人との関係に悪影響を及ぼします。
心の余裕がなくなると、周りの人を思いやる余裕もなくなってしまいます・・・。
周りを大切にしたいならまずは自分から！
まとめ
いかがでしたか？
介護と恋愛を両立させるのは確かに大変ですが、諦める必要はありません。
コミュニケーションを取り、困ったことや感じたことは周囲の人に正直に伝えて、持ちつ持たれつの関係を築くことが大切です。
時間の使い方を考えて事前にシミュレーションをしたり、自分ひとりで介護の責任を背負いこまず利用できるサービスをうまく活用するなど計画的に行動することも必要です。
そして一番大切なのは、自分を大切にすることです。
仕事や介護、さらに恋愛も加わると自分の時間を犠牲にしがちです。
自分が健康であることもとても重要なので、リラックスする時間や一人の時間も取るように心がけてくださいね！
介護と恋愛の両立は難しいですが、この記事を参考に素敵な恋をはじめてみませんか？
