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年齢差のある結婚は離婚率が高い理由とは?年の差婚のメリット・デメリット

年齢差のある結婚に憧れを抱く人も多いかと思います。年上のパートナーは、包容力があって何かと頼りになる存在というイメージもありますよね。ですが、年齢差のあるカップルは離婚率が高いことをご存知でしょうか。年の差婚が離婚率の高い理由と、年の差婚のメリット・デメリットをご紹介します。

年齢差のある結婚は離婚率が高いって本当?

「年上は余裕があって優しそう」そんな理由で年の差婚にあこがれる人もいるかと思います。特に女性は付き合うなら年上がいいという人が圧倒的に多いです。ですが、あまりにも年齢差があると離婚率が高いというデータがあります。
芸能人を見てみると、高橋ジョージさんと三船美佳さんは24歳差の年の差カップルでしたが離婚しました。最近では市村正親さんと篠原涼子さんが離婚したことで話題になりました。市村さんと篠原さんも25歳差の年齢差がありました。

年の差が5歳以上・5歳未満それぞれの離婚率を比較すると、5歳以上が33.3%、5歳未満が15.2%と、約2倍の差があることが分かりました。
5歳差以上・5歳差未満の離婚原因を聞いたところ、「性格の不一致」が一番多い回答となっています。
参照:離婚弁護士ナビ

5歳以上の年齢差があると、離婚率が約2倍というのは驚きの数字です。もちろん年齢差があっても離婚せず、上手くやっている夫婦もたくさんいます。元EXILEのHIROさんと上戸彩さん、加藤茶さんと綾菜さんなどがいい例です。加藤茶さんと綾菜さんにいたっては45歳差の年齢差がありながら、結婚10年目を迎えた素敵なご夫婦です。

年齢差がある結婚の離婚率が高い理由【男性が年上の場合】

年齢差がある結婚の離婚率が高い理由は何なのでしょうか。夫婦にはいろいろな形がありますが、年齢差がある夫婦はどんな理由で離婚しているのか見ていきましょう。男性が年上の場合の離婚率が高い理由をご紹介します。

価値観が違いすぎる

年齢差のあるカップルにとって大きな壁となるのが「価値観の違い」ではないでしょうか。年齢差のある結婚をしたカップルの離婚率が高い理由もやはり価値観の違いです。
特に男性が年上の場合は、家事の分担や育児の協力などといった考えが、そもそも男性側にないケースもあります。年齢が違いすぎると、当たり前と思う価値観すら違うことも。
価値観が違いすぎて、埋められない溝を感じると離婚を考える年齢差カップルは多いのではないでしょうか。

相手の老いが気になる

付き合っているときはイケオジ(イケてるオジさん)だったとしても、結婚後数年経つとただのオジさんになってしまうことも十分に考えられます。結婚したときは気にならなかった相手の老いが、どうしても気になって許せなくなり離婚してしまうカップルもいます。
周りの友人たちの同年代の旦那さんたちと比べてしまうと、年齢差のある自分の旦那さんがどうしても気になるという人も少なくありません。

子育てでの意見の対立

年齢差があると価値観やおかれてきた環境も異なるため、子育てに関する考え方も大きく異なることがあります。男性が年上だと、「子育ては君に任せるよ」と子育てを妻にまる投げする場合も考えられます。
子育てに関しての考え方が違いすぎると、意見の対立が起こりそれが原因で離婚に至る年齢差カップルも少なくありません。

年齢差がある結婚の離婚率が高い理由【女性が年上の場合】

年齢差がある結婚の離婚率が高い理由を、次は女性が年上の場合で見ていきましょう。男性が年上の場合とはまた違った離婚の理由が見えてくると思います。

パートナーが子供に見える

年上の女性からすると、年下の男性が子供に見えてしまうといった理由で離婚に至るケースもあるようです。男性と比べた場合、女性のほうが精神年齢が高いといわれています。
同年齢で比べた場合でももともと精神年齢が高い女性からすると、年下のパートナーはもはや子供です。付き合っていたときは「可愛い」「甘やかしてあげたい」と思えていた魅力も、結婚してからは「もう少ししっかりして欲しい」とウィークポイントに感じてしまい離婚を選ぶ年齢差カップルも多いです。

夫の浮気

女性が年上の場合の年齢差カップルの離婚理由として、多いのが夫の浮気です。第三者からすれば納得というかやはりという理由ですが、浮気された女性からすれば許せるものではなく、離婚を考えるのは当然といえるでしょう。
魅力的な年上の女性だったはずが、いつの間にか魅力を感じられなくなってしまった。浮気による離婚は年齢差カップルだけの問題ではありませんが、同年代のカップルと比べて大きな問題となるのは間違いないでしょう。

異性として見られなくなった

年下の夫から異性として見られなくなってしまったことを感じ取り、むなしさに耐えられなくなってしまったというケースもあります。女性はいくつになっても女として見られたいものです。夫からまったく異性として見られないのは悲しいことです。
年齢差があるあまり、相手の異性として見られなくなり離婚してしまう年齢差カップルは少なくありません。年齢差があることは分かりきっていることなのですが、気持ちの問題ばかりはどうにもならないのが辛いところです。

年齢差のある結婚のメリット・デメリット3つ


年齢差のある結婚は離婚率が高いとお話してきましたが、上手くいっている年齢差カップルもたくさんいます。離婚率が高いというとデメリットしかないように感じてしまいますが、年齢差のある結婚はメリットもあります。
年齢差のある結婚のメリットとデメリットをそれぞれ3つご紹介します。

年齢差のある結婚のメリット3つ

年齢差のあるパートナーと結婚した場合、どんなメリットがあるのでしょうか?年齢差のある結婚のメリットを3つご紹介します。

 ■視野が広がる

年齢差のある結婚のメリットは視野が広がることです。年齢差のあるパートナーの考え方や意見は、目からうろこなことも多いはずです。
同年代にはない価値観や考え方は、年齢差があるからこそです。その考え方や価値観を認め合うことで、お互いの視野が広がります。

 ■喧嘩になりにくい

年齢差があると夫か妻のどちらかが大人な対応を取ってくれるため、喧嘩になりにくいのもメリットです。意見の食い違いがあっても同年代のようにムキならにならず、一歩引いてくれます。そのため喧嘩に発展しません。
多少の言い合いがあっても、大喧嘩にまで発展することは少ないでしょう。まさに年の差ならではの大人の余裕ですね。

 ■生活に余裕が出る

生活に余裕が出るのも年齢差のある結婚のメリットのひとつです。パートナーが年上の場合は、会社での地位もそれなりに高いことも多く、給料も貯蓄も同年代よりは圧倒的に多いでしょう。
特に夫が年上の場合は、結婚後ゆとりを持った生活ができます。この辺にメリットを感じて、年の差婚にあこがれる人も多いのではないでしょうか。

年齢差のある結婚のデメリット3つ

次は年齢差のある結婚のデメリットを見てきましょう。離婚率が高いこともデメリットのひとつといえますが、ほかにどんなデメリットがあるのかご紹介します。

 ■介護問題が先の話ではない

年齢差のある結婚の大きなデメリットが介護問題です。パートナー自身もそうですが、年齢差があるパートナーの義両親もそれなりの年齢に達しているはずです。
同年代同士の結婚であれば介護問題はまだまだ先の話でも、年齢差のある結婚ではそうはいきません。結婚後、近い将来すぐに介護問題と向き合わなければならないのです。

 ■周囲の理解を得られない

年齢差があることで結婚に反対されたり、周囲の理解を得られないこともデメリットでしょう。年齢差が大きいと、パートナーと義両親のほうが歳が近いといったことも起こり得ます。両親としては、そういった現実をどうしても受け入れることができないケースがあります。
両親の許しをもらえないまま結婚し両親とは疎遠になってしまった、という年齢差カップルも少なくありません
また、年齢差があることで噂話をされたりすることもあるかもしれません。年の差婚は周囲から、興味本位の目で見られることも覚悟しなければなりません。

 ■家族計画がシビア

年齢差にもよりますが、子供は何人欲しいといった家族計画もシビアです。パートナーの年齢を考えると、理想通りにはいかないかもしれませんし子供を諦めるという選択肢も考えなければなりません。
同年代と比べると、子供を作るという家族計画がシビアになるのは致し方ないでしょう。

年齢差のある結婚は覚悟が大事

年の差婚をしたカップルがすべて離婚しているわけではありませんし、幸せな結婚生活を送っている人たちも多くいます。ただ、年齢差のある結婚には同世代同士の結婚にはないデメリットが存在することは確かです。価値観の相違など、大切なことをきちんと話し合いコミュニケーションを取ることが大切です。
また、相手は必ず自分より先に老いること、そう遠くない未来に介護問題に直面することなど、覚悟を持つことも大事です。それでもこの人と結婚したいと思えるのであれば、きっと幸せな未来が待っているでしょう。
年齢差のある結婚を考えている人は、結婚する前に一度しっかり話し合ってみることをおすすめします。