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授かり婚のメリットとデメリットとは?後悔のない結婚生活をするために必要なコト

「出来ちゃった結婚」はもう古い?

近頃ではすっかり珍しくなくなってきた出来ちゃった結婚。現在結婚するカップルの約30%が出来ちゃった結婚というデータもあるようです。
また、「出来ちゃった」というネガティブな意味の言葉ではなく、おめでた婚や授かり婚などとおめでたい言葉も使われることも多くなっており、出産後に結婚披露宴を行うというパターンも増えているようです。

そこで、現在シンシアリーユアーズを利用して恋活、婚活中の男女に出来ちゃった結婚に対する意識調査を行いました。

円満な「授かり婚」は祝福すべき。



男性は約七割が出来ちゃった結婚は「アリ」と回答しているのに対し、女性は半数のみにとどまりました。妊娠を結婚に踏み切る一つのきっかけと考えている人が男性では多く見られる一方で、仕事や生活に妊娠が影響する女性は出来ちゃった結婚に対してシビアに考えている方が多い結果になったと考えられます。

また、女性は一割の方がその他と回答していますが、そのほとんどが「基本的に出来ちゃった結婚には反対だけど場合によってはしょうがない時もある」という意見でした。実際に届いたコメントを少し紹介します。

●交際歴が長く30代以上であれば一つのきっかけでは?(30代・女性)
●双方に責任感があれば幸福な家庭への第一歩。(20代・女性)
●結婚するつもりがあったのならば順番が逆になっただけ。(20代・女性)

それは元々の交際歴が長く、結果として子供を授かったことがキッカケとなり入籍をしたというパターンです。この場合は周囲も反対はしませんし、結婚生活をスタートさせる後押しとなるパターンがほとんどです。このような結婚は、文字通り妊娠が結婚のキッカケになっているので「授かり婚」と呼ぶのにふさわしいでしょう。

逆に、交際3ヶ月で妊娠3ヶ月のような望まない妊娠で責任をとるという形での結婚は大声で賛成は出来ません。相手のことをほとんど知らない状態で結婚することになりますから、経済的な問題や社会的な問題がたくさん発生するかもしれません。お互いの親にすら反対をされることも充分にありえます。アンケートの回答でも否定的な意見は少なくありませんでした。

●学生時に彼女が妊娠し親とかなり揉めた友人がいる。(20代・男性)
●同僚が上司と出来ちゃった結婚をしたが周囲の反応は冷ややか。(30代・女性)
●現在バツイチですが自分の離婚の原因はまさにそれ(笑)。(30代・男性)
●友人が出来ちゃった結婚で披露宴・二次会までやったのに半年で離婚したのでご祝儀を返して欲しい。(20代・女性)

この場合の多くは結婚生活がうまくいかず結局は別れを選択することになり、周りからもやっぱり出来ちゃった結婚はこれだから…という印象を持たれてしまいます。
また、命を授かったけど「結婚も出産もしない」という結果を選ばざるを得ないこともあるでしょう。一時の恋愛感情に流されず双方でしっかりと避妊をするべきです。

後悔のない選択を

出来ちゃった結婚によって結婚したカップルは、残念ですが妊娠より先に結婚をした夫婦より離婚率が高いという統計データが出ています。
女性は「妊娠」という何物にも変えがたい実感があります。しかし、男性は子供が出来たという実感は何もありません。子供が出来たことにより思いがけないタイミングで夫になり父になります。それが男女間で結婚生活や家族に対する考え方のギャップを生んでしまうのではないでしょうか。

特に10代や20代前半だと男性だけでなく女性の方も、まだ遊びたかった、周りの友達は独身で仕事を頑張っている、もっと勉強をしたかったなど、自分が思い描いていた将来と現実のギャップを埋めることが出来ず相手へ不満をぶつけてしまいがちです。
そんな時は一旦冷静になって、授かった子供にとってどうすることが最善か、例え別れを選ぶ結果となってもきちんと考えた上で行動をしたいですね。

もちろん、妊娠がきっかけで結婚したカップルでも円満に夫婦生活が続いている場合もあります。
妊娠がきっかけで結婚したことをゴールと考えず、それを新しい家族としてのスタートとして考えましょう。卑屈になることはありません。
出来ちゃった結婚は短期間で入籍や引越にまつわる手続き、出産とイベントが盛りだくさんです。
二人きりで過ごす新婚生活は短いかもしれませんが、この準備期間に協力しあい絆を深めることが出来れば、何年経っても変わらぬ愛を育んでいけることでしょう!