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好き嫌い、偏食、食への価値観etc…。食の好みが合わない相手と付き合える?

交際を始めて、しばらく経った頃に気になってくるのが、相手の「食の好み」です。

社会人であれば、デートで食事をしないということは滅多にはありません。
ましてや、付き合いが長くなってくるとカップルが行くようなレストランだけでなく、居酒屋やファミリーレストランなど様々なジャンルの店に行く機会が増えてくるでしょう。

交際を続けていくなかで、同棲や結婚をして一緒に暮らすようになった際には、当たり前ですが一緒に食事をする回数が増えます。デートのときに食事をしていただけでは気にならなかったことが段々と気になってくるということも少なくありません。

育った地域や家庭環境が違う大きく差が出てしまうのが食の好みです。
濃い味付けが好きな地域もあれば、薄味が好きな地域もあります。大皿で食べるのが好きな家庭もあれば、人数分の小皿や小鉢に盛り付けて食べて育った家庭もあります。

そこで、「食べ物の趣味が合わない人と交際は出来ますか?」というアンケートを、シンシアリーユアーズで恋活・婚活中の会員に実施しました。


食の好みが合わない人と交際が出来ないと考えている人が、男女ともに3割を超える結果となりました。
3割という数字だけを見ると一見少ないと感じるかもしれませんが、「食の好みが合わない」という理由だけで交際すらできないと判断されてしまうのは、果たして少ないといえるのでしょうか?

「NO(交際は出来ない)」と解答した人の意見を3つにまとめたので詳しく見ていきましょう。

食事は一緒に楽しみたい人

●好き嫌いが多い人と一緒に食事をしても楽しくなさそう。(女性・40代)
●美味しいと思ったものをシェアしながら食べたい!(女性・30代)
●一緒に楽しくご飯を食べたいので好みが合う合わないは大事!(男性・30代)
●食べることが好きなので彼女ができたら食べ歩きとか一緒にしてみたい。(男性・40代)
●せっかくの食事なので2人とも美味しいと感じながら楽しく食べたい。(男性50代)

食べることが好きな人にとっては、食事もパートナーと一緒に楽しみたいと考えている人が多いようです。
食の趣味が合うと初回デートから2回目3回目のデートに自然と繋がりやすく、交際に発展することが期待できます。
食事をするときに常にどちらかが我慢して相手に合わせなくてはならないようなレベルで食の好みが合わない場合は、ストレスから段々と関係がギクシャクしていくことも・・・。

既に経験がある人

●偏食がひどく外食だと何かしらを残し、家で料理をしても文句を言っていた元旦那との食事はストレスでしかなかった。(女性・40代)
●野菜嫌いな人と付き合ったことがあるが小さなカケラですら避けようとするので食事のたびにイラついた。(女性・30代)
●元彼が外食といえばラーメンな人で、たまにはオシャレなお店に行きたいと言っても一緒に行ってくれなくて冷めました。(女性・30代)
●昔の彼女がトマト嫌いで目の前でトマトを食べただけで嫌がられて鬱陶しかった。(男性・40代)
●自分がなんでも食べたい人なので、貝とかウニとか少し見た目が変わっている食べ物を一切食べようとしない彼女とは長続きしませんでした笑。(男性・40代)

誰にだって好き嫌いや好みの味付けはあります。
また、食事に対する価値観も人それぞれで、お腹が膨れればそれでよしとする人もいれば、お金をかけて美味しいものを味わいたい考えている人もいます。
それらの価値観がまったく合わない人と一緒に食事をすることが、段々と食事をすることがストレスになってしまい結果的によくない結末を迎えてしまった人も少なくないようです。

将来を考えると・・・となってしまう人

●偏食が凄かった人と付き合っていたときに、そう育てた相手の親と合わないだろうなと思ってしまったことがある。(女性・40代)
●デートの外食で自分の好きなものを食べている間はいいが家で手料理を食べだしたら関係がすぐに終わりそう。(女性・40代)
●もし結婚となったら食事は毎日のことなのでここが合わないとしんどくなりそう。(男性・30代)
●自分は好き嫌いがないので相手に合わせることが出来るけど、ずっと合わせ続けるのは結果的にストレスを感じそう。(男性・50代)

結婚後の生活を具体的に想像すると毎回外食や出前を頼むわけにはいきません。家庭で食事を用意するのにも限界があるでしょう。
付き合っている間は問題はなさそうに思えても、「毎日一緒に食事をする関係」になったときに食に対する考え方を理解していないと、食事がきっかけで不和を生むきっかけとなってしまう可能性が高くなってしまいます。

食生活を楽しむために必要なこと


今回、YES(付き合える)を選んだ人たちは「好みを合わせる必要はない」「お互いに好きなものを食べればよい」と解答している人が多い結果となりましたが、「合わない」の程度がどれくらいなのかによっても答えは変わってきそうです。

あまりにも好みや価値観が合わない人とは一緒に生活をしていくのは厳しいでしょう。
食事の好みが合わないなら一緒に食事をしないと割り切ってしまうことも出来ますが、一緒に生活をしていたらそれは現実問題としてかなり難しいのではないでしょうか。

家庭で食事をする時は2人の共通の好物を出したり、外食のときには様々な種類の料理が選べる店を選ぶなど、食事の空間が楽しく心地よくなる工夫も必要です。
食事が多少口に合わない時があっても、お互いに譲ったり歩み寄ったりできて、それも含めて食事を一緒に楽しめる人との生活の方が無理なく長続きするはずです。